『東南文化』2017年第6号主な論文の要旨

2017-01-29 05:54
东南文化 2017年6期
关键词:司命時期生態

『東南文化』2017年第6号主な論文の要旨

1.中国博物館におけるオリジナル大型特別展示の創新理念と模索と実践について—広東省博物館を例とし魏峻館長に聞く(魏峻 毛頴)

要旨:近年、我が国博物館において展示特に大型オリジナル特別展示は空前の発展チャンスに迎えている。広東省博物館は、本館の目標と収蔵品構造体系そして公衆需要を纏めて、特別展示の主題方向とそのシーリズを企画し、“展示企画者責任制+チーム共同作業”という企画モデルを取り、競争システムで企画人材を選び、チーム共同での作業する能力を養成する。また、当博物館は、社会教育、公衆体験、観覧ガイド、展示評価そして社会展示企画者、公募基金などの面で、試みた。このような理念創新と模索は、中国博物館のオリジナル特別展示作業に参考になる。

キーワード:博物館 大型オリジナル特別展示 展示企画者 観覧ガイド 公衆体験 社会展示企画者 創新理念 広東省博物館 魏峻

2.江蘇東台辞郎村遺跡発掘簡報(南京博物院 無錫市文物遺産保護と考古研究所 東台市博物館)

要旨:辞郎村遺跡は江蘇省東台市辞郎村の東に位置し、泰東川の両岸に分布している。2011年11月から2012年1月にかけて、南京博物院は無錫市文物遺産保護と考古研究所そして東台市博物館と共同で、当遺跡に緊急調査を行った。晩唐から南宋までの灰溝、灰坑、井戸そして墓は検出された。磁器、土器などの遺物が多数出土した。これらは泰東川の歴史、里下河地区において製塩業と経済史の研究に非常に重要な実物資料になる。

キーワード:東台市 辞郎村 泰東河 晩唐から南宋まで

3.江蘇明清時代の海防遺構調査報告(南京博物院 連雲港市重点文物保護研究所)

要旨:2015年7~12月、南京博物院は連雲港市重点文物保護研究所と共同で、江蘇省内沿江と沿海に築いた明清時代の海防遺構を調査した。砲台、城壁、兵営、弾薬庫、墓、古河跡と石碑などの遺構が計8類77箇所発見された。これらの発見は明清時代の海防遺構資料の空白を埋めた。江蘇省海防遺構の分布が明瞭になり、更なる保護と研究の基礎資料になる。

キーワード:江蘇省 明 清 海防遺構

4.南京江寧上坊謝家山出土した“天乙”銘滑石豚手握りと司命信仰—玉石豚の葬送意味を検討(王煜)

要旨:南京江寧上坊謝家山で滑石豚手握りが一対出土した。“天”と“乙”銘がその腹部に刻まれている。“天乙”は古代星官と神“天一”の異名。漢六朝時代の観念に天一は北闘と密な関係を持ち、司命信仰の一部に属する。漢晋時期においてこの信仰は北闘に偏って、古代文献によく見られる。六朝時期に天一に偏り、道教文献によく見られる。漢六朝時期において、流行している玉石豚手握りはこの司命信仰の表しだ。六朝時期に北闘の部分は七星板に入れ替われ、玉石豚は更に天一の部分に偏っている。この傾向は道教が伝統信仰の継承と発展に繋がっている。

キーワード:玉石豚 天一 北闘 司命

5.生態(コミュニティ)博物館の中国経験及び学術性批判と反省(潘守永)

要旨:生態(コミュニティ)博物館は新博物館学理論の指導による博物館運動で、遺産在地化を実現させて、全体性と主体性を守って、遺産保護と社会発展を融合させることを使命とする。国外において、生態(コミュニティ)博物館についての論争が続けている。可視化生産と観覧性は博物館コミュニティが“被観覧対象”になり、文化参入は形式主義だと風刺されている。フランスとベトナムの生態博物館は開館から僅か数年で、閉館になった。中国貴州の生態博物館は生き残りには難しい。中国東部先進地区において“第三世代生態博物館”が新しい試験方向になるか。文化参入と経済利益との連携はどう理解するか。所謂“安吉モデル”は無謀な企画だか。これらの問題と議題に対して、学術性批判と反省が必要だ。

キーワード:生態(コミュニティ)博物館 遺産保護 社会発展 文化参入

(翻译:黄建秋)

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